米Microsoftは3月4日(現地時間)、10年前にリリースし、いまだに利用されているWebブラウザ「Internet Explorer(IE) 6」からの
アップグレードを促進するカウントダウンサイト「The Internet Explorer 6 Countdown」を立ち上げたと発表した。
IE 6は現行のWeb標準に対応しておらず、Webサイトで対応しようとすると大きな負担になることから、数年前から
Web開発者らが“撲滅運動”を展開している。また、セキュリティ上の問題もあるため、Microsoft自身もIE 8へのアップグレードを
強く勧めている。1年前の同日にはWebデザイン企業がIE 6の“葬儀”を挙げ、Microsoftも献花した。
カウントダウンサイト開設の目的は、IE 6の世界でのWebブラウザシェアを1%以下にすることだという。
シェアが1%以下であれば、Web開発者がサポートを考慮しなくて済む可能性が高まるというのがその理由だ。
Webサイトは、米調査会社Net Applicationsの最新データに基づくIE 6のシェア分布図が中心となっており、
Microsoftはこのデータを毎月更新し、新たに1%を切る国が増えるごとに“お祝い”をするという。
2011年2月のデータによると、世界でのIE 6のシェアは12.0%。国別では中国が34.5%で最も多く、韓国(24.8%)、
インド(12.3%)、サウジアラビアと台湾(10.7%)、日本(10.3%)と続く。
このほか、Webサイトに貼るキャンペーンバナー(IE 6で接続すると表示される)や啓蒙ツール、企業ユーザー向けIE 8への
アップグレードワークショップへのリンクなどが用意されている。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1103/07/news024....
返信する